猫が亡くなる前夜の不思議な話
何年も前に、実家のネコが亡くなった。
初めてのことで、言葉に表せないほど悲しかった。
ネコではよくある腎臓病が原因で発覚してから数年頑張ってくれた。
今思えば突然死じゃないだけ、お別れの心の準備が全くなかったわけじゃないだけ良かったのかなとも思う。
そんなネコが死ぬ前日、不思議なことがあった。
夜にテレビが急についたり(その前にも後にもこの時だけだった)、天使のガラス像を割ったり(これは私の不注意だけどwこれ以降買わなくなった)
前夜、よろよろになったネコが2階の私の部屋まできて、お別れを告げるように自分が座ったりしていたベッドの上やソファーの上など確認するように座っていた。
その頃は2階に上がってくるなんて全然なくなってたから、正直お別れが頭の中をよぎった。
中でも一番不思議ではっきり覚えてるのが、夜中寝ていたら、年取ったような低い男性の声で私の名前を呼ばれて目が覚めたこと。
はっきり覚えてる。夢じゃない。
亡くなったじいちゃん?と思ったけど、違うと思った。
その翌朝、ネコは家族全員に看取られて亡くなった。その日はかなり珍しいことに家族みんなが家にいた。
葬式の日は雲ひとつない快晴だった。
私はあの声はネコだったと思う。
私に最後のお別れをしにきてくれたと思ってる。
ネコはきっと猫語と人間の言葉が話せるんじゃないかって思ってるw
猫語の時はあんなにかわいい声でミャーってなくのに、人間語だと人間年齢に合わせるのかな?おじさん声でびっくりしたw
それ以降、ネコは人間の言葉がわかるし、実は密かに話せるんじゃないかっていまだに思ってるw